はじめて集音器を使用する際は色々と疑問が出てくるかと思います。特に通販等で購入される場合はこんなものなのかと迷うこともあるかと思います。今回ははじめて集音器を使用する際に気を付けたいポイントをまとめていきます。
・集音器を付けるとサーというノイズ音が聞こえる
こちらはノイズではなく集音器自体の雑音(内部雑音)となります。補聴器もそうですが、必ずどの機器でもこの内部雑音は存在しています。
静かな環境での集音器自体が含む雑音(内部雑音)の大きさを示す指標として「等価入力雑音レベル」という指標があります。この値が大きいほど雑音が多くなります。
通常、パワーがある集音器ほど等価入力雑音レベルが大きいことが多いです。また、デジタルチップの仕様等で内部雑音がある程度抑えられた機器もございます。内部雑音が気になる場合はこの値をチェックしてみてください。
・ピーというハウリングを起こす
集音器は外から音量を増幅させている機器となりますので、ハウリングが起こります。
ハウリングを起こした際は、まずイヤホンキャップがご自身の耳に合っているかご確認ください。耳の穴に隙間なくつけることが重要です。
スイッチをオフにして耳に隙間なく取り付けたあと、スイッチをオンにします。初めて使う場合に耳に取り付け後に操作が難しいと感じる場合は、音量を最小にして耳に取り付けてください。
音を集めるマイクの部分の位置を確認して、操作の際にマイクを手で触れたり、覆ったりしないでください。マイクに触れると雑音やハウリングを起こしてしまいます。
・集音器をはじめて使用するとうるさく感じる
聴力低下は突然発生するのではなく、長い年月をかけて徐々に聞こえにくくなっていきます。その期間、徐々に身のまわりの音が聞きにくくなっていき音の弱い静かな状態に慣れていってしまいます。集音器を使いはじめる際は、今まで聞こえていない音が急に聞こえるようになるため、うるさく感じてしまいます。音に慣れる期間は必ず必要で、
通常1週間ほどは慣れる期間だと考えて試してください。また1日に使用する時間ですが、はじめは2時間くらい静かな場所からつけはじめ、徐々時間を増やしていき音に慣れるようにしてください。